144歩目「真実は・・・」

  • 2018.09.20 Thursday

  • 「真実は、常に1つ」

     

    どこかで聞いたことがあるセリフです。

     

    確かに多くはそうかもですが

    「真実」とて、1つとは限りません。

    (量子力学では、1つではありません)

     

    これが「事実」となると

    1つどころか、沢山あります。

     

    例えば「リンゴは赤い」

     

    リンゴが赤いのは「事実」ですが

    青いのもあります。

     

    腐りかけだと茶色いし

    輪切りにすればクリーム色

     

    色が見えない動物にとっては黒とか灰色ですし

    紫外線で見てるなら、赤外線で見たなら・・・

     

    まるで屁理屈のように聞こえますが

    これが「事実」です。

     

    ■説は、あくまで説■

     

    先日

    ゲームのやりすぎは子供の学力に「少しだけ」影響する―海外研究結果

    という記事を読みました。

     

    要約すると

    「ゲームをしまくる子ども」と

    「ゲームをしない子ども」とで

    学力の差は、誤差程度だったという

    オーストリアの研究チームによる調査結果を伝えるもの

     

    ゲーム好きの私は

    「ほらみろぉ」といった感じです。

     

     

    もちろん

    「ゲームは悪影響」という記事は

    すぐに沢山見つけれますし

     

    ゲームだろうが勉強だろうが

    「時間の使い方を学んでない子ども」は

    生活面、学力面などに大きな影響が出る。

    という研究結果もあります。

     

    はたまた

    「褒める教育」が良いとされて久しいですが

    全国学力調査に付随して

    生活調査もしたところ

    「褒められ」ている子どもと

    そんなに褒められてない子どもとの学力差は

    ほとんどない

    なんて結果もあります。

     

    ■全部トッピング■

     

    恐らく、紹介した学説や調査結果もそれ以外も

    そのほとんどは「事実」でしょう。

     

    それは「リンゴ」よろしく

    見方や、次期

    自分や他人の経験や知識などなどによって

    それぞれの「事実」があるから

     

    そんなら、どうしらいいねん??

     

    私的には

    「全部したらいいんじゃない?」

    と思ってます。

     

    「どれか1つ」

    「正解」か「不正解」

    そんなのは、世の中に極わずか

     

    家庭、学校、会社、地域

    引いては国

    もちろんサドベリーも

     

    全部同じだなんて

    んなことはないですし

    違うところがあるから良いのではないでしょうか。

     

    子どもだって

    家から一歩外に出れば、違う「事実」に遭遇してます。

     

    いや、家の中でも

    両親という違う「事実」と付き合ってます。

     

    それで

    それが良いんですよ

    きっと

     

     

     

    ー西宮サドベリースクールー
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    143歩目「思いやりのホモ・サピエンス」

  • 2018.09.13 Thursday

  • 「思いやり」という行動は

    人類の持つ大きな特徴の1つで

    ここまで発展し繁栄するに至った、とても大きな要因

     

    では「思いやり」はどうやって発達したのか?

     

    そんな記事を読みました

    (ナショジオ「第1回 馬場悠男(人類学):骨から探る人類史〜思いやりの心を未来の子孫に向ける(提言編)」)

     

    ■意図しない思いやり■

     

    記事の中では、チンパンジーの行動から

    1つの仮設を紹介しています。

     

    チンパンジーは、基本的に他者(他のチンパンジー)の心は読めませんが

    時として、意図していない「親切行動」をすることがあるのだそうな。

     

    それが、何万、何百万という時間をかけ

    「思いやり」という心に育っていった

    とうもの

     

    写真:スクールで、それぞれが譲り合って使用している様子

     

    また一方で

    「食物供給仮説(作者「プレゼント仮説」)」というのも紹介しています。

     

    それは、古代人類の「犬歯」を比較した結果からの仮設で

     

    メスにモテるために、食物をプレゼントするようになり

    結果的に、その方がより多くの子孫を残すのに有利に働いた

    というもの

     

    どちらも、面白く

    連載ものなので、第2回が待ち遠しいのですが

     

    特に目を惹いたのが

    「子育て」に関する記事

     

    ■おばあちゃん仮設■

     

    基本的に、自然界では

    生殖能力が無くなった個体は、必要ありません。

     

    厳しい言い方ですが

    「子孫を残すこと」こそが、最大の目的で

     

    限りある資源(食物)が、生殖能力のないものに行くと

    子孫が生き残らない可能性もあります。

     

    ところが人類は

    3世代、4世代と、生殖能力を無くした後もまだまだ生きます。

    身体能力も衰え、狩りや農業も出来ずとも、生きます。

     

    なぜなのか

    それは、生きてきた年数における

    知識や経験を、次の世代に伝える役目や

    孫の世話をすることで、生存率があがったため

    というもの

     

    「おばあちゃん仮設」というらしく

    そういった集団(家族)が上手くいく為には

    他者を「思いやる」心が必要不可欠

     

    逆に人類の赤ちゃんは

    動物界きっての「早産」

     

    面倒を見ないと、即死につながります。

     

    そのかわり、赤ちゃんの時期に

    ひたすら「脳」を大きくさせ

     

    小学生年代になると、

    その大きさは、大人の脳と大差がないほどに成長し

    知恵や知識を、十分に学び取ることができるようになるとのこと。

     

    写真:大量のカードを、逐一記憶しているのをみると、確かに頷けます。

     

    ということは「幼児教育」は

    ものによっては、役に立たない(容量オーバー)である可能性も

    あるのかもしれませんね。

     

    ■教育が必要なわけ■

     

    さて記事の最後には

    こんな言葉がありました。

     

    夢や目標はしっかり持っていて、現実との間を埋めるのが勉強や努力、つまり知育です。

     自己主張と現実の間は抑制とか遠慮、つまり徳育で補います。

     そうすると自己実現がうまくいくし、思いやりの心も発達する。

     これがホモ・サピエンスの義務教育がなぜ必要かということの生物学的な説明になるかもしれません。」

     

    脳の発達

    二足歩行で、両手が使えたこと

    言葉

    文字

     

    どれをとっても、人類の発展にとっては欠かせないものですが

     

    「教育」というものを、

    人類学見地から見てみるのも

    面白く

     

    また違ったものが見えてくるかもしれませんね。

     

     

     

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    阪上 暢義 (のぶ)

    兵庫県宝塚市在住
    関西大学文学部史学地理学科を卒業
    サラリーマンを経て、中学教員を10年続け、2015年度より西宮サドベリースクールのスタッフとなる。
    恐竜とLEGOと社会と音楽と映画と…
    とにかく好きなことが多い
    (心は)16歳。






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