156歩目「ゲーム依存というコトバ」

  • 2019.01.18 Friday

  • 西宮サドベリースクールでは

    様々なゲーム機があります。

     

    インターネットも整備されているので

    オンラインでのプレイも可能です。

     

    ということは

    西宮サドベリースクールでは

    開校時間の最大6時間

    子どもたちはゲームし放題ということです。

     

    ■ゲーム依存というコトバ■

     

    見学に来られる保護者の方で

    子どもたちの「ゲーム依存」について

    心配される方は

    少なくありません。

     

    確かに昨今

    オンラインゲームが盛んな韓国での問題が報道されたり

    昨年6月には

    WHOが「ゲーム症(障害)」についての記載がされました。

     

    こう書くと

    「やっぱり危ないんだ!」

    となりそうですが

     

    まず整理しておかなければならないのが

    専門的には「依存症」ではなく「嗜癖(しへき)」であること

    WHOの記載も「症」であること

    ※文字遊びみたいですが、意味合いが違います。

     

    さらによく聞く「ゲーム中毒」は用語としては間違っていること

    ※「中毒」はある物質を摂取後に生じることを指します

     

    そして一時流行った「ゲーム脳」については

    学術的には否定的な方が圧倒的に多く

    いわゆる「エセ科学」の域を脱していないということ

     

    なので、これらを冠している本は

    まずはちょっと「斜め」から読むことを、私は心掛けています。

     

    ■WHOについて■

     

    では、WHOのほうはどうなのか?

     

    「世界保健機構」という国連の世界的期間が発表しているんだから!

    となりそうですが

    これも、ちゃんと見ないと変な方向にハマります。

     

    まず、WHOの提言では

    最終草案では、ゲーム症・障害を「持続または反復するゲーム行動」と説明。
     ▽ゲームをする衝動が止められない
     ▽ゲームを最優先する
     ▽問題が起きてもゲームを続ける
     ▽個人や家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じる――を具体的な症状としている。
     診断に必要な症状の継続期間は「最低12カ月」。
     ただ特に幼少期は進行が早いとして、全ての症状にあてはまり、重症であれば、より短い期間でも依存症とみなす方針
    (朝日デジタルより抜粋)
    となっています。
    さらにWHO自体が
    ゲーム生涯の有病率は「極めて低い」とし
    WHO委員のVladimir Poznyak氏は、CNNのインタビュー内で
    「たとえ激しくゲームに没頭している人でも、ゲーム障害患者として設定されることはないだろう
     にもかかわらず正式に認定されたのは
     こうした状態が存在することを警告し
     この病気に苦しむ人が適切な援助を得られるため」
    としています。

    さらに、WHOによる記載は

    世界中でバラバラに設定されていることを

    一本化するためのものであり

     

    記載=「治療が必要なもの」でも「病気」でもなく

    報告事例や、研究事例がまだまだあまりに少なく

    その事例も、ゲームが直接的な原因であるという証拠も少ないため

    今後の研究のための指標であり、今後キチンと事例や根拠などを集めていく

    というのが、見方としては正しいです。

     

    ■なぜゲーム?■

     

    さて、ゲームが家庭に入り浸透してから約40年

    なぜ、ゲームについてかほどに心配がされるのか

    なぜ「テレビ依存」や「本(マンガ)依存」はなりを潜めたのか

    なぜ他の事(例えば玩具や車など)ではなく「ゲーム」なのか

    そしてなぜ、大人ではなく子どもに対してなのか

     

    私にとってこの問題は

    疑問点がまだまだ残っています。

     

    この「なぜ」が消えるまで

    私なりにこれからも色々と追っかけて行きます。

     

     

     

    ー西宮サドベリースクールー
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    155歩目「54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3」

  • 2019.01.10 Thursday

  • 明けましておめでとうございます。

    平成最後の年が明けました。

     

    5月からは新元号となり

    これで3つの元号をまたいで生きてきたことになる

    そう考えると、少し感慨深いものがあります。

     

    今年の抱負の1つは

    両親を東京五輪に連れて行く

    (開催は来年ですけどね)

     

    ■グリコの看板■

     

    さて、突然ですが

    心斎橋、通称「ひっかけ橋」にあるグリコの看板

    あのマークの人物のモデルは誰かご存じでしょうか

     

    答えは、今年の大河ドラマ「いだてん」の主人公

    金栗四三(かなぐり しぞう)1891-1983

    ※他にもモデルがいます。

     

    1912年日本が初めて参加したストックホルム五輪の

    出場選手2名のうち1名で

    (もう1名は三島弥彦陸上400m)

     

    陸上10,000mに出場するも

    「マラソン足袋」がストックホルムの石畳に合わず

    足を痛め、さらに長旅の疲労と熱中症のため途中棄権

    当時の公式記録は「競技中に疾走し行方不明」

    当時、このことは様々な憶測を呼び

    ちょっとした騒ぎにもなったようです。

    (悪い噂がほぼないところが、面白い所)

     

    余談ですがこの時履いていた「マラソン足袋」は

    池井戸潤さんの『陸王』にもつながっています。

     

    さて、ストックホルム五輪後の金栗は

    有名なベルリン五輪、そしてアントワープ五輪にも出場

    その後「箱根駅伝」の開催に尽力したり

    後進の育成にも力を入れるなど

    生涯にわたり、日本マラソン界に貢献

     

    「マラソン界の父」と言われ

    明朗でユーモアある性格から

    周りからも好かれてたようです。

     

    座右の銘は

    「気力・体力・努力」

     

    ■粋な計らい■

     

    金栗の人生はざっとこんな感じです。

     

    有名人であれ一般人であれ

    人生とは面白いもの

    金栗にも当然様々なエピソードがあります。

     

    その中でも一級品なのが

    1967年の話

     

    ストックホルム五輪開催から55年目の記念式典に招かれた金栗

    オリンピック競技会が金栗に用意したのは

    競技場とゴールテープ

     

    実は、式典のために記録を精査している中で

    「行方不明」という記録は

    金栗の「棄権」の意思が委員会に伝わってなかったことによるもの

    ということがわかり

    サプライズとして用意したもの

     

    ゴールテープを切った金栗に対し

    万雷の拍手が鳴る中流れたアナウンスは

     

    日本の金栗、ただいまゴールイン。

     タイムは

     54年と8ヶ月6日5時間32分20秒3

     これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します

     

    ■五輪■

     

    「平和の祭典」と言えど

    今までの五輪でも

    爆弾テロがあったり、戦争の為だったりと

    色々嫌なエピソードはあります。

     

    が、多くは

    素直に感動し、熱くなれるものばかり

     

    1964年の東京五輪も

    知っているエピソードの多くはそちら側

    また何かの機会に紹介できればとは思います。

     

    サドベリーとは関係全くなかったですが

    ギリシア様式の彫像を見まくった後なので

    ついつい書きたくなっちゃいました。

    ということで今回はこれで

     

     

     

     

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    阪上 暢義 (のぶ)

    兵庫県宝塚市在住
    関西大学文学部史学地理学科を卒業
    サラリーマンを経て、中学教員を10年続け、2015年度より西宮サドベリースクールのスタッフとなる。
    恐竜とLEGOと社会と音楽と映画と…
    とにかく好きなことが多い
    (心は)16歳。






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