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79歩目「冒険者4」

  • 2017.02.09 Thursday

  • まとめる力と文章力の無さで、長くなっているこのタイトル

     

    1回目は「社会性と食べていく手段を身に着けるのが教育の目的」への考察

    2回目は「現在行われている教科と照らし合わせ」ての考察

    3回目は「歴史的背景から、教育の変遷」の考察

    をしました。

     

    そして4回目

    もう一歩踏み込んで、結論を…書きます。

     

    さて前回、小さな一部の世界(社会)だった生活が徐々に大きくなり

    国や戦争の在り方が、一部から全体に変わったことが

    教育もまた、一部から全体へと変えていった書きました。

     

    具体的な数字で見ると

    明治33年に小中義務教育が無償化になると、就学率が90%を超え(明治10年以降は、ほぼ100%)

    今でいう高校、大学は明治10年で就学率1%未満

     

    戦後になると

    高校は昭和35年10%程度、昭和49年に90%を超え、平成27年97.5%

    大学は昭和35年8%程度、昭和49年25.1%、平成27年56.7%

     

    この数字からは、「1億総中流」「所得倍増計画」「日本列島改造」などが掲げられた

    戦後日本の復興と成長と共に、就学率が上がったことが見て取れます。

     

    それは、

    高学歴(高卒以上)である人が社会人として増えたことを意味し

    それが当たり前の流れになっていったということです。

     

    多くの人が、ある同じ事柄を共有できるようになると

    当然の帰結として、ある種の「画一性」が産まれます。

    「画一性」は、「社会性」と「安定性」を産みますが

    反面、「多様性」と「臨機応変」は失われます。

     

    日本の学校制度で見れば

    組織の巨大化と人口増(就学率増)が、「多様性」を排除し、

    社会の変化や、ミクロでの変化に「臨機応変」な対応ができなくなり

     

    そしてこの数年

    「多様性」が叫ばれ、現状への反発も含めて

    全国に数多の「学校法人以外の学校」ができ

    「教育機会確保法」ができたのは、知っての通りです。

     

    しかし、私個人としては

    あえて言いたいことがあります。

    「教科」というくくりだけで見れば、生きていくうえで必要不可欠ではないのは事実です。

    しかし今の日本の識字率、技術力、計算力の高さはもちろん、

    自動販売機が溢れ、キレイな道路でラーメン屋にきちんと並ぶ風景

    何よりも「行方不明の子ども」「子どもの死亡率」の低さ

    要するに、「社会性」と「食べていく手段」を作り上げてきたことは見逃してはならないでしょう。

     

    そして、これらを作り上げてきたのは、

    他ならぬ「画一的」な教育を受けてきた人たちということ

    その人たちが、私たちの親であり祖父母であることは、忘れてはいけないことです。

     

    この事実と長い歴史をないがしろにして

    敵対視し、反抗していくことは

    「多様性」と謳いながら、「多様性」を認めていないと思います。

    「社会性」と言いながら、「社会性」を否定していると思います。

     

    最後に

    「画一性」と「多様性」は相反すると書きましたが

    個人的にこの考えは、西洋的な一神教的な発想だと思っています。

    集合体が産まれれば、一程度の「画一性」は生まれます。

    しかし「画一的」でありながら「多様的」にはなれます。

     

    それは

    「神仏習合」をいとも容易く実現し

    神社にお参りしながら、除夜の鐘を聴く

    ハロウィンの仮装しながら、ヱビスビールを飲み

    豆を撒いたら、チョコを食べる

    この日本が証明してくれてます。

     

    私には、そんな知恵も知識も行動力もないですが

    この日本人が出来ないわけがないと思うのです。

     

    文章力とまとめる力の無さに辟易しながらも

    これで一旦筆を置いておきます。

     

     

     

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  • 2017.04.20 Thursday


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    阪上 暢義 (のぶ)

    兵庫県宝塚市在住
    関西大学文学部史学地理学科を卒業
    サラリーマンを経て、中学教員を10年続け、2015年度より西宮サドベリースクールのスタッフとなる。
    恐竜とLEGOと社会と音楽と映画と…
    とにかく好きなことが多い
    (心は)16歳。






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